感情を表に出すことに対して、どう思いますか?
喜怒哀楽がはっきりしていて分かりやすい!
表裏がなくて信頼できる!
楽しい時、嬉しい時に一緒にいると伝播してより一層楽しい気分になれる!
ん〜それ、ほんとにそう思う?
僕はどうしてもその人が幼稚に見えてしまいます。
良好な人間関係を築いていくという観点では、明らかにデメリットの方が大きい。
そもそも上に書いたポジティブ要素も、かなり捻り出して書いたしね。
それに対して、デメリットは数えきれない程思いつく。
実際に想像してみる。
ここでは、気に入らない相手に対して憤慨する、という事例を場合分けして見ていく。
まず、あなたが相手に当たり散らすパターン。
相手に当たり散らす。
↓
相手は驚く。もしくは気分を害す。
↓
それを見た周りの人は、あなたに対し敵意を向ける。
場合によってはあなたを心配してくれる人もいると思うが、マイナスの印象を持たれる可能性が高い。
さらに、当たり散らされた相手は、周りに愚痴る。
その愚痴を聞いた人は、あなたに対する印象を悪くする。
…
はい、このお話で得した人はいるでしょうか?
答えは、むしろ全員損している、です。
もし相手が100パーセント悪い行動を取ったとして、そのことに対してあなたが怒ったとするとそれは正当ではないのか?
という反論が飛んできそうです
が、
この世に100パーセントという事象はなかなかありません。
殊に人間関係においては。
火の無いところに煙は立たぬ。
完全に悪いということはあり得ない。
少なからず、イライラした方にも原因があるはずです。
ということで、ほとんどの場合において、誰も得しないのです。
次!
あなたが周りの人やモノに当たり散らすパターン。
周りに当たり散らす。
↓
モノの場合、壊れてしまい、後悔する可能性大。
人の場合、当たり散らされた人は、
「関係のない私になぜ八つ当たりしてきたのか分からない!」
と憤る。
その上、人に当たり散らしている瞬間を目撃した周りの目線は確実に冷たい。
ぜったいれいど、である。
命中すれば一撃必殺。
…
はい、今の話の中でも得した人はいませんでしたね。次行きまーす。
最後!
イライラしている自分自身を責めるパターン。
イライラしている自分に嫌気が差す。
↓
自分に対する不信感が募る。
これは正に、自信喪失である。
↓
そしてイライラする原因となった相手は何一つ変わっていない。
↓
故にまた自分に対してイライラする。
↓
自分の自信はどんどん薄くなる。
↓
これが繰り返される。
しかし状況は最初と全く変わっていない。
最終的にはこの変わらない状況に対して苛立つ。
最悪の場合、ここから先ほど挙げた2つのパターンに移行していく。
すると、自分だけでなく周り全員マイナスの気分になる。
…
言うまでもなく、これは最悪な状況ですね。
ピカソもびっくりの地獄絵図の完成である。
最初の段階でじっくりと反省し、建設的な対策を敷くことができれば別であるが、
そんな簡単にいくはずがない。
こうして見てきたように、感情を表に出すことは論理的に考えて全くメリットがないことと分かる。
ではどうすれば、大人な対応をとることができるのだろうか?
もちろん、全てを我慢するというのが理想ではあるが、
感情的な人にそれができるはずがない。
なぜなら今まで我慢してこれなかったのだから。
そこで考えられる現実的な方法としては、
「無」
である。
何も感じない。
相手にしない。
事実を事実としてのみ見る。
淡々と生きる。
ここでまたもやガヤが囃し立ててくる。
無味乾燥すぎる!ロボットか!感情あってこその人間だ!
はい、こういう外野も気にしない。
何も全ての感情を捨てろと言ってはいない。
思い通りの事象に対しては、無心で対応しましょう、ということを言いたい。
あと付け加えるとすると、
イライラの原因となる人に対して、無表情で接すると、さらに相手の心を逆撫でする危険性がある。
なので表情は穏やかに、心は滅して。
心滅GARO、である。
金色になれ!!!
分からないネタをすいませんw
そういうことですね。ほな!